温泉の質にとことんこだわった福地温泉『孫九郎』

このクソ暑いときに冬の温泉の記事を書くなんて、どういう神経をしてるんだ?という批判はごもっともです、気に障らければお付き合いください。

日本には多い少ないというのは相対的なものなので断定することはできないけれども、豪雪地帯がいくつかあって、その一つに奥飛騨温泉郷は数えてもよい雪深い地域である。東海北陸道によってずいぶんアクセスしやすくなったその道中は白鳥ICあたりから徐々に雪景色になってゆく。飛騨清見ICまでハイウェイ、高山市街へ続く道はよく整備されていて難なし。市街から槍ヶ岳目指してぐんぐん進んで行く。完全な冬仕様で臨まなければたどり着くのは困難な道のり。しかし、雪道に慣れていない私には新鮮さとスリルで面白かった。福地温泉は奥飛騨温泉郷の離れともいうべき、わき道を入ってゆく独立した小規模な温泉地。数少ない旅館は精鋭という感さえある。急斜面の中ほどに目的の宿はあった。

7776378f-477f-47c0-98e7-68d394106c30_convert_20170731192247.jpg

源泉100%、温泉の質にところんこだわった『孫九郎』。飛騨らしい木造建築で横広の入り口は老舗旅館らしく、懐かしさを感じさせる。山に囲まれ、当たりは静まり、降りしきる雪から音が伝わってきそうである。広々としたロビーは、寒冷地のため窓を最小限にとどめていることと、厚い雪雲によって日差しがさえぎられていることで薄暗かった。手厚いもてなしを受け、部屋を案内されるとまず軽く湯あみをした。

img2_convert_20170731211619.jpg

2015年にリニューアルされたばかりとあって、新しさを保ち続けることは不可能ではあるものの、それゆえに新しいということはそれだけで価値がある。リニューアルしてすぐと少しの使用感がどちらも同じ利用料金であることを考えればそのお得感は言うまでもない。新しさと使い勝手や居心地はまた別問題であり、この内風呂は賛否あるかもしれない(もっとも否定的な感じを私は持たなかった)が、木材石材の質感はとてもよかった。泉質に関しては後で、露天風呂の時に書きたいと思う。

食事は大広間にて遠赤ガス使用の炉端風テーブルで川魚と五平餅を焼き、山菜や飛騨牛、地元食材を使った郷土料理を楽しんだ。おそらく実用性の面を配慮して、使われていなかったが本物の囲炉裏もあって、それ囲むようにクマとカモシカの毛皮が敷かれていた。そういえば、スーパードライ瓶が人生で一番おいしく感じたのはこのときだ。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

無料メールマガジン
メルマガ購読・解除
 
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

twitter
月別アーカイブ
最新トラックバック
最新記事
最新コメント
リンク
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる