それは私が見てきたどんなものより天国に近かった 『アクアイグニス 離れの露天風呂』


温泉宿ではぜひとも離れに泊まりたい。

私が社会人になってした最大の贅沢はこの「離れに泊まる」ことかもしれない。

その記念すべき初「離れ」が『アクアイグニス』であったことは好都合でもあった。なぜなら、「離れ」の魅力を理解するには十分に足りるほどあらゆる面で充実していたからだ。そして特に感動したのは温泉宿の離れには不可欠な付属の風呂。私はいわゆる「露天風呂付き客室」の類は一般客室ゆえロケーションに期待できない―目隠しがあったり、開放感にかける―し、窮屈な場合が多く、泉質も感覚的に濃厚さが足りない気がする(滔々と温泉が浴槽を充たしているわけではないからか)のであまり好まない。しかし、「離れ」の風呂はそうではない。「離れ」の立地は離れというくらいだから、人目に付きづらく、かつ開放的なプライベート感に長けているため、風呂も自ずと露天、あるいは野天である。目隠しは最小限にとどまっているため自然の中で温泉に入るという気分を味わえる。
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さて、こちらも重要な泉質だが、おそらくその宿が所有する温泉のポテンシャルが最大限に引き出されているのが離れの風呂だろう。実際、アクアイグニスの離れの湯は見た目、肌触り、湯温、すべてにおいて申し分なかった。

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大浴場にも片岡温泉自慢の竹藪の中の秘湯を思わせる源泉掛け流しの桶風呂があり、温泉の特徴であるほどよいぬめりのある柔らかさを湯をたっぷり含んだ木材が強調し、非常に上質ではあったが、離れの露天風呂には劣っていた、という実感である。そしてロケーション、泉質もさることながら、部屋の眼の前に温泉が湧いており、いつでも何度でも浴すことができるのである。こんな贅沢はそうそうあるものではない!

愛する人の体温と共にそれを、つまり自然の鼓動を感じたとき、それは私が見てきたどんなものより天国に近かった。

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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