世界遺産をめぐる三人旅(慈照寺、銀閣)

三人旅の2日目は京都を訪れることになった。

もともとは高野山と比叡山にいき、真言宗と天台宗の違い、町並みや寺院などを比較する予定だったが、比叡山が思ったよりも開山時間が短いこと、向かうまでの道のりでいろいろとうまく時間を使えなかったことによって十分な時間を作ることができなかったから断念せざるを得なくなった。

京都はすでに何度か訪れたことがあるが、今回は車旅ということもあり、市内から少し離れたところや、普段行かないようなところをいこう、ということでその候補に挙がったのは(といっても僕が自ら挙げたのだが、)慈照寺(銀閣)と貴船神社。

慈照寺はすこし主要な観光場所、清水寺や嵐山から少し離れているし、並び紹介される鹿苑寺にやや分があるためあまり一般的に訪れない人が多いのではないか、実際に僕も訪れたことがなかった。

ちなみに慈照寺も世界遺産。

さて、銀閣のすばらしさは構図による表情の違いである。

銀閣をそのまま全面に押し出すような構図はナンセンスである。

まず、あの暗い材木質に白の独特な障子窓が3つ並んでいるのを強調するのは悪趣味だ。

構図として、その3つの窓を強調しないこと。樹木の透かしや、銀閣を遠景として用いるなどするべきだ。

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銀閣は庭園内の1つの背景に過ぎない。そのように捉えなければならない。

そして、もっと衝撃的なのが向月台と呼ばれる砂の山と銀沙灘と呼ばれる盛り砂である。

江戸時代後期につくられたらしいが、たぶん元はあんな奇怪な形をしていなかったように思う。

もう少し台形の上面の部分は広く全体の高さはもう少し低めかったのではないだろうか。

そしてその捉え方も平面的ではないはずだ。

実際にすばらしい構図を得ることができなかったのが残念だが、真の美しい見え方というのがどのようなものなのか知りたい。

絶対に正しい見方。意図があるはずなのだ。

訪れる少し前に「仕事ハッケン伝」という番組の庭師の回で京都の庭が紹介されていたので参考になった。

向月台は遊び心で日本庭園にはその遊びが大事だという。

また、枝をうまく切ることによる透かしや岩をあえて配置する作為の無為というようなこともなされるらしい。

日本庭園は奥深い。

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Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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