Diorを代表する「Lady Dior」、「Miss Dior」

偶然だったのだが、「エスプリ ディオール-ディオールの世界」という展覧会が銀座で開催されていた。無料ということだったが、その会場は洗練された煌びやかさに包まれ、エントランスゲートではピシッとスーツで決めたナイスガイが歓迎していた。

それまで僕もAも何かディオールのアイテムを愛用したことがなかった。こんなぺーぺーがディオールなんて相応しくない。けれど無料だし、旅の一興にもなるということで見学することにした。Aは女の子らしくおしゃれや美しさやかわいさに興味があった。ドレスや宝石などをみつめるその目は輝いているようだった。僕は着てみたいとかつけてみたいと思うわけではないのだが、それでも心を虜にする何かがあることは感じた。華美、装飾、豪華を好まないが彼女らの本能に近いような美しいものと同化したいという願望を理解したいと思う。女性は美しいものである。彼女らはきっと花や宝石、空や海に自分の姿を溶かし込んでいるのだろう。

ladydior-paris1_convert_20151116225254.jpg(HPより)
Diorの代表的なバッグ「Lady Dior」の様々なデザイナーとのコラボ作品の展示がとてもおもしろかった。すでにオリジナルには強烈な存在感がある。一見複雑に見えるフォルムは幾何学パターンの反復である。しかし絶妙に配されたドーム状の浮き模様がそのデザインを秀逸なものにしている。そしてそれが熟練の職人の手によって生み出される。ドラマチックで感動的である。その造りの精巧さは内部にも宿っており、一流ブランド品とは何か、という問いに一つの答えを与えている。Aはその持前のセンスによってその偽物を韓国旅行に行った友達に頼んだ買ってきてもらったとらしく持っていた。本物は全然違うと驚いていた。

Free-Miss-Dior-Blooming-Bouquet_convert_20151117000800.jpg(HPより)
そしてこちら、「Miss Dior」。会場で実際にリボンを結び、箱詰めするという仕上げの作業を専門の職人が一つひとつ丁寧に行なっていた。

こんなの可愛い、かわいすぎる。ずるい。僕も女だったら欲しいと思うだろう。そしてその香りをまとって幸福感に包まれるにちがいない。女性の楽しみは無限であることを思い知る。僕らはその楽しみの手助けをし、邪魔をしないようにしなければならない。香りは嗅覚から頭脳に直結し、鮮烈に記憶に残るそうである。「Miss Dior オリジナル」の香りは気高い女性のようなかぐわしさというよりは訴えてくる香で少し強めであった。香りにも好みや性格があっておもしろい。

俄然ブランドに興味が沸いた僕たちはそのままDior銀座店で半ば冷やかしではあったが商品を物色してみることにした。バッグはかなり高価だったから、数あるフレグランス類の中から好みのもの―香水よりもボディークリームの方が実用的だからというのでボディクリーム―を旅の思い出に購入した。

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No title

ここぞというとき香りに氣をつかう男性はいちばんすてきですね。

西歐の香水は象徴するものがありますね,たとえばシャネルの五番,とかポピュラーですが,バックボーンがあって伝説が生まれ,それを慕うものがつづく,これが文化の豊穣,文化の土と花と稷ですね。
わたしの青春時代はデイオールの“プアゾン”(毒)とサンローランの“オピウム”(阿片)が派を競っていましたね・・・・。おもえばバブル全盛,狂騒のころ・・・・。
パリの,惨事をかんがえつつそんなことを思い出していました・・・・,
今,パリには・・・・異教への偏狭が『世俗の寛容』をうわまってしまっています・・・・個人美術館や墓地が荒らされないことをただただ願っています・・・・。

こんばんは


>ここぞというとき香りに気を使う男性はいちばんすてきですね。
よく覚えておきます。年上の方の言葉には深みがあります。

香りはもっとも無遠慮に他者に働き掛けるので気配りが必要ですよね。それゆえ逆に、空間づくりや雰囲気づくりに効果的でもありますね。香りをうまくつかうと暮らしはとても豊かになる事でしょう。私はまだまだ香りを扱うことが不自然さを伴うレベルですので不快をあたえないことを心がける程度ですがうまく扱えるようになるとクールかなと思います。

シャネルの五番、ときどき耳にしますが、バックボーンを少し調べてみましたが、伝説というにふさわしい歴史そのものという感じがしました。いつか彼女にプレゼントしたいなんて思ってしまいました。文化の豊穣ですね、文化の土と花と稷、素敵な表現です。文化や文明は、やはり愛さずにはいられません…それには負が伴っているわけですが…。

やはりよく、ご存じなんですね。こんなコメントを頂けるとは予想して書かなかったので嬉しいです。毒と阿片ですか、なんとも蠱惑的ですね、それだけで酔わされてしまいそうな。

パリの、惨事は考えさせられましたし、それ以上にもう見て見ぬふりができぬところまで世界の現実が明かになってきたという恐怖と焦りを感じました。異教からではなく、格差によって憎しみが生まれてきている事実に向き合って列強がどう対応していくのか、どうこれから歩むのか、問われますね。

破壊行為はただただ悲愴をもたらします、個人美術館や墓地が荒らされるというのはもっとも不条理かもしれないですね…
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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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