高級ブランドを考える 銀座中央通り 

国内外を問わず有名ブランドが立ち並ぶ銀座中央通。それは偉観といってもよいものだ。ルイ・ヴィトン、シャネル、カルティエ、ブルガリ、ディオール、etc…。それぞれの店舗がコンセプトやブランド理念を体現している。その中でも圧倒的な存在感を示していたのが『ブルガリ 銀座タワー店』だ。

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ヘビをモチーフにしたイルミネーションの独創性には驚いた。ブランドとは付加価値(本来の利用価値とは別の価値を持つこと)に他ならないが、このビルにおけるこのヘビはまさに付加価値ともいうべき、ビルの利用上プラスどころか窓の一部を覆い、重量を増しているのでマイナスであるのだが、宣伝効果は絶大であろう。通行者の目を引き、同時にこのブランドがもつ独自性とデザイン性、豪華さ、大胆さを伝えている。美しくはなく、相応しいとも思わなかったのもまた事実ではあり、ブランドのナンセンスさもまた浮き彫りとなっているように感じられる。

僕のブランド観を少し。ブランド品は高い。高すぎる。僕が求めるものは高品質。高い技術と洗練されたデザイン。しかし、それを見抜き、理解することができない僕はブランドという看板を頼りにするしかないのである。ブランドには必ず歴史と伝統がある。そうしたしっかりとした土台のないブランドはあまり信用できない。僕はブランドの歴史と伝統に非常に興味がある。今回、ちょうどディオールの店舗で展覧会をやっていたので観賞させていただいたのだが、今までのブランドイメージがいい意味で大きく塗り替えられた。それまでディオールというといわゆる有名ブランドの中では劣るというイメージだったが、歴史と伝統からうまれた品格がしっかりあった。その背景にある歴史や伝統、いわれや物語を知ると全く違って見えてくる。理想は、ブランドだから良質にちがいないと思って満足するのではなく、使ってみて良いと思ったものが、結果的にブランド品であろうがなかろうが、哲学と努力によって拵えられたものだった、となることである。

要はブランド製だろうがなんだろうが、いい素材、いい職人、いいデザイナーによってつくられた、使い易くて心地よく、長持ちする製品でありさえすれば満足だ。僕は正しい価値判断を養うためにも、少しずつ持ち物にブランド品を加えていきたい。基本的にはアウトレット品でなんの問題もない。ボッテガ・ヴェネタの革製品は手触りと色彩が素晴らしいし、ダン・ヒルはやはりクールだ。

けれども、革製品は動物を殺さなければいけないし、僕の目指す生き方にクールさなど必要ないのもまた事実である。ブランドについてはもう少し深く考える必要がありそうだ。無理に高いものを買う必要は当然ないし、安いからといって偽造品や類似品を買うのもどうかと思う。僕には歴史と伝統あるブランドの定番商品のアウトレット品がふさわしいのだと勝手に思っている。

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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