出発


ここには本当に多くのことを書いてきた。書きながら成長した。書き始めた当初はとても未熟だった。その時に比べれば大分一人前になったような気がする。ひとにはそれぞれ区切りのつくときがある。ちょうど一年くらい前、社会人になろうという気持ちが強くなり、結果、就職し、今に至る。紛れもなく一つの区切りであった。納得や決意によって、新たな一歩が踏み出され、それが区切りとなる。そのときに就職しよう、という気持ちにさせたものはなんであったか、簡単に説明することは難しい。僕自身は、長い間、ソロー『森の生活』に強く共感し、賛同していた。以前も現在も、アメリカ文学に対する信頼と尊敬はあまりない。未熟で思想としては劣っているし、作品などの深みが足りないと思っている。にもかかわらず、『森の生活』を肯定的に見ていたというのは、考えてみると矛盾であった。『森の生活』に共感しながら、心の底ではトルストイの諭すような声が響いていた。「働かざる者食うべからず」、『イワンのバカ』の「頭をつかって働くと楽して儲かる」というおもしろい例があるのだが、そのシーンが強烈に何度も心の中によみがえっていた。この二つの労働についてのスタンスによって止揚がうまれたのかもしれない。そして、アランの『幸福論』が絶対的な裏付けとなった。実際のところ、このブログに僕は真になにを求めていたのかわからない。アクセス数か、何かしら金につなげようとでも思ったのか、それとも他者とのつながりを持とうとしたのか……。どれもおそらくあてはまらない。なぜなら、そのための努力や、こうした意図にのっとって書いてはいなかったからだ。だから未だにアクセス数はさみしい数字を安定的にたたき出しているし、当然広告やなにかなんてのは論外であるし、他者とのつながりも感情よりも論理が先立ってしまって余計に距離を感じてしまうところもあった。ブログを書くやつで、身近な人ともっと話し合おう。人間を理解しよう。社会学ではなく人間学を修めよう。学問ではなく、人の気持ちを研究する。言葉ではなく、気持ちを理解する。人間は機械ではなく、感情をもった生き物なのだから、モニターに映された味気のない言葉を読んでも心はなかなか反応しない。でも、僕の口から発せられた言葉はその時点で力を持っている。それを伝えたほうが何倍も意味がある。どうしてそんなことに気づかなかったのか。今こそ、僕という人間を全面に出す必要があるのではなかろうか?「僕はこう生きる、君はどう生きるのだ?」と生き方で迫ってみようではないか。こうした味気ない言葉だけでも深い理解と同情を示してくれた、sakiさん、玄さん、神戸さん、そういちさん、山村さん、SAKAUEさん、ウォーリックさん、星狩人さん、RFAJ運営委員会さん、感謝しています。ありがとうございました。多くの尊敬できる大人たちが日本にはまだまだいるということがわかりました。本当に素晴らしい大人たち、先輩であり先生。この方たちとの交流のほうがよっぽど意味がある。ここに書いているよりも、僕の成長を助けてくれる。ここに書くべきことは、かなり多く書いたように思う。理想がなく、エゴを去れば幸福は訪れる。労働が社会において大きな価値を持っていて、お金が誰かを喜ばせ、力になる。こうしたことは現状の社会の中では、真実だ。理想がなくとも、真だ。これ以上書くことは、ただ繰り返しに過ぎない。いみじくも玄さんはおっしゃった。「中身は古代の人が言い尽くして目新しいことなどもはやない」、まさにその通りだと思います。そして言い尽くされたことのほとんどに納得、首肯することができる。これで十分なのではないだろうか。そこまで進歩できたということだ。「愛こそすべてだ」は僕にはまだきれいごとのように聞こえる。だからこういうことはよしておく。僕と云う人間を、大方ここに記すことができただろう。すくなくとも、交流するか否かの判断材料は十分に用意されているように思う。コメントはどんどん希望したい。このブログを持ちものではなく、場、あるいは窓口のようなものにしていきたいと考えている。新しい日々が僕を待っている。家族、恋人、友人、仲間。こうした人たちと幸せを共有し、つくりあげていく。

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心から賛同します
“つながり”があるために――つながりたい,ではなく――人は言葉を持ったのだとおもいます。

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応援しています☆

hajimeさまのように
真摯に人生を切り開いてゆこうとなさる方は
向き合えば、お話が尽きず
いつまでも語り合っていたい
そう思える存在だと私も感じています。
ですから
hajimeさまのおっしゃる”家族、恋人、友人、仲間。こうした人たち”と是非素晴らしい時間を共有なさって、新しい日々を積み上げていって下さいね!!
プロフィール

hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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