人間にとって重要なのは「おもしろいかどうか」である 自分にとってのおもしろさとは


前回の記事の日付を見ると、3週間以上前であった。これほど更新を空けたことはあまりなかったので、精力的に書いてきていたなぁと妙な感情が起こった。師走ということもあって、仕事が忙しかったというのと、不安定な気候が続いたので体調を崩してしまい、いまだ本調子でないのだが、記事を新たに物することができなかった。健全な精神に健全な思想が宿るというが、体調が優れないと頭を働かせる体力も、気力も奪われ、どのみち、記事にするほどの何ものも頭に浮かばなかったのもまた事実である。なぜ、それほど体調不良が続いたのか?たしかに、ありがたいことに労働者の権利として、週に二日休みを頂いているので、体を休ませることは十分可能だ。ところが、体が丈夫な人はいざ知らず、僕は丈夫な方ではないので、一度体調を崩してしまうと、一日ではとてもじゃないが持ち直せない。二日あってどうだろうかというところだ。つまり、しっかり二日間を休養にあてることができたら、体調を整えることができたかもしれない。だが、就職する以前ほど時間の余裕がないために、やりたいことややらなければならないこと、友人からの誘いや予定などが―そう、状況が大きく変わったのは僕自身だけなので、当然こういった事態になるのだ―あふれていて、休日を二日も失うことは大打撃だったのだ。それゆえ、無理無理なスケジュールとなり未だ完全な回復に至っていないのである。

余暇の過ごし方、楽しみとして、最近、様々なものが注目を浴びている。登山やショッピングなどはその代表だろうか。僕も金銭的な余裕ができた分、そうしたものも以前より一層楽しめる状況にあるのだから、少しずつ開拓していきたいと思っている。今まではある意味で、お金のかからない楽しみを主にしていたのだが、お金のかかる楽しみも好む好まないは別として許されるようになったわけだ。とはいえ、やはりお金をかけず楽しめることはよいことで、ここを追求する手をゆるめるつもりはない。そして、そのお金のかからない楽しみの一つがこのブログ。書くのもそうだが、見るのも楽しい。僕自身、いくつかお気に入りのブログがあって、ときどきのぞく。すると新たな記事が上がっている。作者の好みが自分の好みと近いから、どんな記事も楽しむことができる。逆に、ブログはその作者の解説書みたいなもので、その人の人となりや趣向というものをその人が話すよりも詳しく明らかにしてくれる。政治に関して熱く述べている作者もいれば、冷静に分析している作者もいる。芸術をただただ詩的な文体によって讃美し、綴る作者や、社会の在り方を問い、それに対する主張を簡潔に書いている作者だって存在する。現実世界では見えない、強く、賢い、豊かで人格に深みのある大人たちが数多くいることに気づかされる。それぞれがそれぞれの好むところを思索し、探求している。政治とは、社会とは、芸術とは、善とは……。僕もまた、このブログに人間の在り方を問い、その度に思い至った思想を綴ってきた。最近考えていたことは、人間にとって重要なことは、「おもしろいかどうか」であるということ。僕が文学、読書に強くひかれたのも、ひとえに「吾輩は猫である」
がおもしろかったからである。「カラマーゾフの兄弟」がおもしろかったからである。僕の言う、「おもしろい」とは、精神が揺さぶられるということを指す。いつだって、いつもの違う世界をのぞいてみることはおもしろい。それは普段の日常に慣れ、精神的緩慢に陥ってしまっているさなかに、もたらされる衝撃である。ブログを書くのなら、おもしろくなくてはならない。人生もやはりおもしろくなければならない。仕事もまたおもしろくなければならない。ではおもしろさとはどのようにつくりだし、またつくるのであろうか?僕にとってのおもしろさとは?これもやはり、読書という疑似体験や、活動することによって得られる実体験によって、得られる感覚からのみ引き出されうるものに違いない。

まず、自分にとってのおもしろさ、何に自分はおもしろさを感じるのか、この研究を進めていきたいと思う。

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No title

hajimeさん。
新年おめでとうございます♪

お忙しくなって、ブログ更新が少なくなったかもしれませんが、
また別な形で世間と繋がってそれはそれでまた新たな体験や出会いを生む。
…人間、無駄ということはないものだと思います。なにからだってどんな環境からだって学べるのですよね。^^
hajimeさんがここでおっしゃる『面白い』ということは、現今のいわゆる
『お笑い』番組で、ひな壇芸人たちが手を打ち鳴らし床を踏み鳴らしながら大口を開けて笑っている、そういう笑いでは無論なく、いわば、『人生の興趣』とでもいうべき味わい深い面白味や、古代、アルキメデスが『へウレーカ(ユリーカ)!』と叫んだ時のような、…まあそれほどまでとは言わずとも(笑)、人生の深淵を一つ自分で見つけたぞ!とでもいうような、そんな歓び、面白味を指していらっしゃるのでしょう?

私ももうあと2年余で70歳になってしまいますが、それでも、そうした喜びが大好きです。そういうものに出会えると、「ああ!生きててよかったなあ!」と思う。

hajimeさんが、文学、読書に魅かれるようになったきっかけの一つの文学作品が『吾輩は猫である』というのは嬉しいなあ!
私も、『吾輩は猫である』が、文学の面白みに気付いた最初の作品であるかもしれません…漱石好きの私ですが、なかでもこの作品が一番好きです。無人島にもって行くなら、これだな!というくらい。^^
初めて読んだ記憶は、小学校5、6年くらいだったかなぁ。学校の図書室で借りてきて読みました。
無論その時は、当然ながら細かい文学的知識などなかったから、この作品の奥深さまではわかりませんでしたが、ただ何となく、『いいなあ!夏目漱石っていいなあ!』と思った。

なんというのでしょうねぇ…ストーリーの面白さ、などというのはこの作品には別にないわけで、子供の私がそこに魅かれたわけではなかったと思う。
…ただ、『雰囲気』としか言いようのないものです。『吾輩は猫である』と『三四郎』にはあるけれど、『坊っちゃん』にはない、何か。
子供でも、『坊っちゃん』にはそう魅かれなかったのです。
子供の推薦図書には『坊っちゃん』がお決まりみたいですけれどね。(笑)
中学になって読み、高校になって読み、大人になって読み、…昨年も久しぶりに読み…読むたびに面白いです!
自分の知識量が増えるのに比例して面白くなるような気がする…

漱石のような先生が近くにいるってどれほどの幸せでしょうね!

人生には、驚きや歓びがいっぱいです。
hajimeさんは、これからまだまだいっぱいそういうものに出会えますね。^^
どうか、今年も、hajime さんにとって素晴らしい年になりますように。
今年もどうぞよろしく~♪



Re: No title

彼岸花さん、コメントありがとうございました。

こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。

やはり「本との出会い」はときに人生を変えるほど大きなものをもたらしますね。「三四郎」を大学生時代に読んだのですが、そのときはまだ一年生で、三四郎と与次郎のような友人関係が築けたらどれほどすばらしいだろうかと憧れたものでした。一年ほど経ったころいまだに付き合いのある親友と呼べる友人と出会い、大学時代のもっとも大きな収穫となりました。

やはり昔の人はすごいなあと思うのは、70歳前の方に昔の人といって申し訳ありませんが、多くの本を若いうちから読んでいるという事実です。本について何か助言をしてくださる方がまわりにいませんでした。偶然読書の魅力に気づけたのです。

読むたびに「吾輩は猫である」の語彙数と知識量に圧倒され、自分はまだまだだなと感じさせられます。それでいてユーモアがあるのだから脱帽です。

人生に驚きや歓びがいっぱいあるということを知り、感じている彼岸花さんは、人生の名人ですね。人生の面白さ、味がわかる人というのは少ないような気がします。
そうです、人を馬鹿にしたり、おもしろおかしく現実をアレンジすることによる笑いではなく、はっとさせられる気づきや感動、まさに人生の深淵を覗き込むようなものです。

世の中は美しく素晴らしいものであふれているはずなのに、ときどきそれが見えなくなってしまう…人生の名人にはまだまだです。


No title

あけましておめでとうございます。(おくればせですが)
今年もよろしくお願いいたします。

お互い今年も,たのしいことがいろいろできるといいですね。
お金のかからないたのしみも,少しお金がかかるのしみも,両方できるといいなーと思います。

それにしても,インターネットのおかげで,金のかからないたのしみは,ほんとうに増えました。安い古本を買うのも,簡単になりました。それに私自身は,これまで買ってきた本もある。お金をそんなに使わなくても,無料のソフトやため込んだ本などで,いくらでもたのしめる気がします。
でも,時間がもう少し欲しいです・・・

その点,数年前の失業時代は,金は使えないけど時間だけはあって,安い古本と家にある本を,ずいぶん読みました・・・「どん底」であり「黄金時代」でもあったように思います。

とりとめのない話になってしまいました・・・

そういちさんへ

そういちさん、コメントありがとうございます。

僕自身、社会人を経験してみてやはり、十分なお金より十分な時間が欲しいなと思いました。読書と執筆?(ブログを書くことが楽しくもあり、充実感にもなります)、友人や家族との時間をはじめ、スポーツや散歩、登山などの自然の中での活動などしたいことはたくさんありますが、時間がありません。現在の環境ではあまりお金を使わないのでそう感じるだけなのかもしれませんが、環境が変わればまた変わっていくものなのでしょうね。

「どん底」であり「黄金時代」とは、まさにこの世界での矛盾を言い表しているようです、光と影がつねに存在していますね。

インターネットは本当にすばらしいと感じています。最低限の労力と資本でたとえばこうした充実したコミュニケーションや電子書籍やニュースなどの情報、知識、単に多くの人間存在を身近に感じられる。これってすごいことですね。世界で戦争が起こっていることを映像でもって知っている現代人は、以前に比べて進歩しているのでしょう。ただそれが実践的活動に反映されればいいのですが。

お金のかからない楽しみは、もったいないとか、得したとかそういう二次的な感情が湧きあがってこないのが気持ちよくて好きです。(このくらい支払ったのだから、当然これくらい楽しまなきゃ)というような感じはなんかせせこましいですよね。

とりとめのない話でも、そういちさんのような人生の先輩の一断片をのぞけているようで楽しいです。
プロフィール

hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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