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京都の印象


京都市内は車での観光に適さない。市も公共交通機関での観光を推奨しており、車に優しい街づくりを行っていない。けれども、車で2時間圏内に位置する京都は電車よりも車の方が行きやすく感じるので最盛期を外していつも車で訪れている。(花見・紅葉シーズンや大型連休のときは車ではとてもじゃないが観光することができないだろう。)

嵐山に駐車し、苔寺・鈴虫寺へは阪急電車に乗って松尾駅で下車、そこから歩いた。松尾大社の参道近くの小路に「松尾そば」という幟を立てた蕎麦屋があって、ふらっと立ち寄ってみた。そばは気分にあまり左右されず、いつでもおいしく食べられる。そしてなんとなく雰囲気のよさそうな蕎麦屋があったら入りたくなる。たしかにそばの味はピンきりだろうが―特別そばの味に通じているわけではない―唯一無二の食べ物、そばを食べるという行動が日本的というかなんというか好きなのだ。

以前は一般的であった日本家屋に欧米的合理性をくっつけた質素な外観に妙な不安を抱きながら暖簾をくぐった。テーブル席に窓・壁際はこ上がりとなっていて、ちゃぶ台に薄くて小さな座布団。花瓶に何輪かの草花が飾られていた。下町風情とはこうしたものかとなんとなく、「吾輩は猫である」とか、漱石の時代が頭に浮かんだ。テレビからは雑音に近い笑いが流されていた。

注文して、10分もたたないうちにそばが運ばれてきた。「にしんそば」だ。にしんの甘露煮、だし、そば、うまくまとまっていておいしかった。

前に書いた、記事はこのあとのできごとだ。参拝を終え、駐車場から車を出したときには、夕暮れが迫っていた。碁盤の目といわれる京都の町は、地元民でない者にとって実に走りづらい。タクシーや観光バスの多いこと。小路というような一方通行の筋が縦横に走っていて、一時停止と安全確認に余念なく車を走らせなければならない。行き交う地元の人の自転車や車は何食わぬ顔で躊躇なく通りゆく。彼等の生活の秩序を乱すのは、唯一僕の運転だった。そんな神経質にならざるを得ない、市内の中心地に今回宿泊した『柊屋別館』は門を構えていた…

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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