車山高原 二日目

高原の朝はさわやかだ。

柔らかな日差しが窓から差し込んでいた。

どこかの大学のサークルが朝から散歩を楽しんでいて、その話し声も静かな朝だから聞こえてくる。

どこかの部屋のテレビの音もわずかに漏れてくる。

僕らは窓際で朝食を楽しんだ。

チェックアウト時もお宿の奥様は丁寧に見送ってくださり、本当にいいホテルだったと思った。

白樺湖を通って蓼科湖へ。

白樺湖はかつて子供のときにいったことがあったが本当にかすかに記憶に残っているだけだった。

そのことを母に話すと、少しだけショックだと言っていた。せっかく連れて行っても記憶には残らないのねって。

でもたしかに僕の心にはなにか懐かしいものが残っていた。

昔両親は俺をここへ連れてきてくれて、何もわからずにただ楽しんでいた。

今はこうして自分の力できてそんなことを懐かしみ、感謝し、愛を感じているのだ。

少しだけ寂しい気持ちにもなった。

蓼科湖には家族連れで来ている人たちもいて、なんだかとても幸せそうだった。

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笑顔にあふれていて、そこにはなんの影もなかった。

僕の家族はどうだろう、少しずつ大人になるにつれて違ってきてしまっているのじゃないだろうか。

どうして人は大人になるのだろう、なってしまうのだろう。そんなしかたのないことを考えてみたりした。

白樺湖のリゾートとの融合の景色はすばらしいものがあった。木々の間から見える湖畔やすこし古びたホテル。

懐かしい風がふいていた。

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蓼科湖への途中にバラクライングリッシュガーデンがある。

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お庭は花をみて美しさに感じ入るのはもちろん、その花々に囲まれた心地よさをかんじられるのが醍醐味だ。

歩いて、写真を撮ったり、おかれているいすに座ってみたり、花をよく観察したり、自分の気に入る景色を探してみたり。

別の世界に来たようなそういった感覚、日本的でない色彩と光景。

諏訪湖にある北沢美術館新館にも足を運んだ。

美が詰まった二日間。

そこはガラスの美術館、そこにはいかなかったけど、併設されている大きなガラスショップでガラス細工をいろいろとみることができた。

利用目的のある作品というのはまた違ったみえかたがある。

美的形状と、実用的形状。

そのどちらもを満たすような作品はやはりすばらしいのだろう。

そういったコップでそれにあったものを飲む。

こういったことが真の幸福であり、生活なんだと思う。

僕が考える真の生活とはこういうものだ。

醜悪さのないシンプルかつ美しい生き方。

そこにはギラギラした欲望、刺激的な奇怪さ、違和感といったものはまったくない。

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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