近未来建築『豊田スタジアム』 スポーツの発展と生活の向上


豊田市駅から矢作川の方へ車を走らせると巨大な橋が見えてくる。

「豊田大橋」だ。

それほど川幅が広くは感じられないが、とてつもなく立派な橋が架かっていて、その渡る先には未来都市が開けているようである。

実際に、河川敷を利用した広い敷地があり、そこに近未来的建造物といえる『豊田スタジアム』がある。

800px-Toyota_Stadium,_Mori-cho_Toyota_2012(wikiより)

建築物に限らず、身近なあらゆるものがデザイン性を求められている昨今だが、とりわけ一定以上の強度を要するものについては流線型をいかに取り入れ、デザインするかということが要求され、技術や能力の高さの指標となっている。

『豊田スタジアム』もまた全体像が把握できぬほどの大きさであるため、おおよその外観からの判断であるが、輪郭という言葉を用いていいのであれば、その輪郭を流線で与えられている。

自然界に存在するような美しい形である。

人によっては大空を背負って、しばらく甲羅を干しているウミガメを思い浮かべるかもしれないし、地上に降り立った宇宙船が碇のごときものを下ろした瞬間を思うかもしれない。

ただ、僕は外観をその目で見ようと足を運んだのではない、スタジアムの本来の姿であるサッカーの試合を見に来たのである。

800px-Toyota_sta_0313_2.jpg

空を縫う光の帯に照らされたスタジアムは熱気でふくらみ、結界とでもいおうか、ある種異様な世界を作り出していた。

そこに一秒でも早くたどり着きたいと、足取りは自然にペースアップした。


応援したチームは敗戦した。

サッカーというスポーツは制限時間が決められたゲームであるがゆえの、物理的不可能によって敗戦がワンテンポ早く決定する。

つまり、残り5分で3点というような状況がありうるので、その時点で敗戦が決まるのだ。

僕のなんともいえぬ、ぶつけようのないイライラがどんどん募っていった。

負けることは火を見るより明らかであるのに、数分間を応援し続けなければならないという苦痛、屈辱。

安くない入場料を払い、蒸し暑い夏の暑さの中で選手の姿を懸命に追い、応援をした。

そして、得られたものは敗戦のみなのだ。

それ以外に、もちろんあらゆることを得ることもできるだろう、しかしそれには努力が必要だ。

だが、一体それがなんだというのだ、それならば試合など見なくてもいいではないか、熱気も応援もいらないではないか。

考えてみると、スポーツ選手というのは、自分の好きなスポーツをやって生活している。

これは、一見すると矛盾というか、不自然である。

そう、彼らを生活させているのはサポーター、ファンなのだ。

サポーターやファンはでは、何を求めているのだろうか?

何に、自分の労働、あるいは時間など、自分の所有物の代償であるお金を支払っているのだろう?

それは当然のことながら好きな選手やチームのすばらしい、美しい、感動できるようなプレーである。

僕たちには思いもよらない、不可能で、卓越したプレーである。

では、そうしたプレーは具体的になんであるか?

それは点を防いだプレーや点を生み出したプレーである。

こうやって考えていくと、失点につながるプレーは悪いプレーといわなければならないし、点を奪い損ねたプレーもやはりダメなプレーであろう。

そう考えてくると、勝たなければサポーターやファンを喜ばすことにならないし、彼らが求め、望んでいるのは応援するチームが勝ち、そのために応援する選手が活躍することである。

そうしたチームは自ずとサポーターやファンを獲得し、彼らの生活を支える手が増えることになる。

するとチームが潤うから、補強やサポーターやファンのためのサービスを行うことができる、その結果またサポーターやファンがつく…。

といった具合に、好循環が生まれてくるのである。

スポーツは勝ってなんぼであり、とにかく勝たなければならない。

そのことをスポーツ関係の方々に強く意識してもらいたいと、心の底から思った。

そして、将来、僕自身少なからず、スポーツの発展と生活の向上というテーマを掲げて、何かに取り組みたいとそんなことを考えた。

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プロフィール

hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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