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ギャンブルでの敗北

僕はギャンブルが好きではないので、ほとんど全くといっていいほどやらないのであるが、今ちょうどギャンブル好きとして知られ、そのせいで生活は貧しいものだったというドストエフスキーの作品―彼は『賭博者』という作品まで書いている―を読んでいて、また先輩が「6月6日だから今日は勝てるかもしれない」といって意気込んでいたので社会勉強と違う価値観をもった人間との交流という意味合いをもってスロットに挑戦した。

自分でも不思議なのだが、ギャンブルに限らず、じゃんけんやくじなど運によるところが大きい物事に対して、異常なまでの自信を僕はもっているのだ。

じゃんけんをすれば、勝つに違いないと思うし、くじを引くときは当たることしか頭に浮ばない。

だからといって、結果はおそらく常人と一緒で、数学的確率のそのままの反映したものと大差はないだろう。

こういった確率、運次第の勝負ではプラス思考であることは効を奏しないらしい。

さて、先輩の隣のスロット台で始めたわけだが初めてだからシステムがまずわからない。

ためしに1,000円くらいでやろうと思っていたけれど、彼の話ではせめて5,000円くらいはやらないと当たる確率はなかなかないようだ。

考えてみれば、損と得の差が大きい、いってみればギャンブル性の高いものらしいので、それも当然だという思いに至り、まあ5,000円くらいいれるかと決断した。

所作も当たり前に不慣れなので順番を誤るペナルティを何度かやってしまってもったいなかった。

大きなチャンスが一度訪れたものの、残念ながら不運のためそれを逃してしまったので、もう望みはあまりないという忠告から一度そこでやめにした。

すると隣で打っていた先輩は中当たりくらい―掛け金を倍で取り返すぐらいの勝ちを収めていたので、僕も台を変えてもう5,000円でチャレンジすることにした。

……

本当に小さな当たり―軍資金程度―が数回あったのみでなんらの快感も喜びもなく所持金は0になった。

幸か不幸か、僕は手元に10,000円札一枚より持っていなかったのでどうしようもない。

金銭を失うという負けは独特の敗北感を残すことに気づき、また心のさまざまな動きが感じられた。

その負けをどうとらえるのか、この10,000円をもっと有効に使うべきではなかったか?

いや、ギャンブルとはそういうものだから、善意や論理というのを持ち出すのはお門違いだ、おととい来やがれってもんだ。

しかもおもしろいことに、僕はあるいみ大きなお金を失ったことをあまり後悔していない。

だから平気で10,000円つっこめたし、なんの苦もなく切り上げることができた。

悔しくもなければ、リベンジしようという気もさらにない。

率直な感想はあの騒音と社会から切り離された独立性みたいなものによる疲労を感じたということだ。

いい経験ではあったが、僕の性質には向いていないということが改めて分ったのは大きな収穫であった。

『勝つことばかり知りて 負くることを知らざれば 害その身に至る』   『徳川家康遺訓』


この言葉をあらためて胸に刻んで、また明日から地道な活動を続ける次第だ。

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No title

はじめまして。
度々の訪問ありがとうございます。

ギャンブルは嫌いでは無いのですが、熱くなる性格なのでやらない様にしてます。パチンコは、なぜパチンコ店が綺麗で大きいのかを考えれば、やる気が失せるので助かってます。

普段、活字は新聞程度しか読みませんので、このブログに来ると気付きが在って刺激になります。
今後ともよろしくお願いします。

ありがとうございます。

はじめまして、コメントありがとうございます。
いいえ、こちらこそ訪問していただき感謝です。

感情の自制ではなく思考や行動の自制をされていらっしゃる点、詩人、哲人といいましょうか、そちらの気質を感じます。
パチンコ店はなかなかつぶれませんし―もちろんつぶれるところもありますが―巨大化や規模が増しているのが最近目に付いたりします。
儲かるってことは、利用者が損?をしているってことですもんね、単純に。
おもしろい考えですね。
平日にもかかわらず駐車場を見てみると案外停まっている車が多く、驚いたりします。

そういっていただけるとどれほど刺激になるかわからないほどです、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

またお立ち寄りいただけたら幸いです。
プロフィール

hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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