心境の変化、「文学」から「啓蒙」へ


ブログを書き始めてこの方、記事の内容をよくしよう、よくしようということばかりを意識して、書くことばかりに重点を置いていた。

それも当然といえば、当然かもしれない。

とにかく書かなければ、人の目に触れることはないし、また触れたとしてもその内容がつまらないものであればもっと悪いことである。

そんなものを人の目に触れさせてはいけない。

人の時間を割いてもらうわけだから、こちらとしてもそれなりの覚悟と気概を持っていなければいけないのである。

毎日書いていたって、そう劇的に力がつくわけでもなければ、新しい考えが生まれるわけでもない、だから並んだ記事を見てみるとどれもおなじようなことばかり、同等の脳内から抽出された概念の表出だと一蹴することもできよう。

もう一度、なぜ書くのかということを自分に問い直してみると、当初は内村鑑三が著書『後年への最大遺物』の中でいう、『文学』をやるためという、決して自分の内側から沸いてきた意欲でもない、漠としたものであった。

昨日、コミュニケーションについて考えたところからもその傾向がみられるように、少しばかり「他者」に対する意識というものが生まれてきているのだということを実感する。

今日も実は、あるすばらしいブログ記事をお書きになっていらっしゃる方に交流していただけるよう挨拶をしました。

そうした裁量を多分にもっていらっしゃる方による充実した内容のブログに出会うと、ただただすばらしいな、関心・興味を引かれるな、とただただ少年時代に自分のものさしを超える大きなものに出会ったときのような感動を受けます。

自分の動機がこうしてやや変化し、他者を意識したもの―自分で考えてみると、「啓蒙」という概念がぼんやりと浮んでくるようである。

であるならば、別段僕自身がどうこうしようと無理に躍起になる必要はなく、そうしたすばらしいブログへの道筋として、入口としての役割というのでもぜんぜんいいのではないかという気持になった。

今後もすばらしいブログを開拓、発見し、それらをリンクし、それが増えていくことで、少しでも「啓蒙」というものがすこしでもできるようになると望ましいと心境の変化が得られた、今日この頃であった。

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「感動」と「啓蒙」

こんにちは,はじめてコメントします。
  「少年時代に自分のものさしを超える大きなものに出会ったような感動」というコトバに,共感しました。私はもうすっかり中年ですが,今もそういう「感動」を求めて,あるいは人とわかち合いたくて,読んだり書いたりしています。
 でもごく若いときとくらべて,「感動」しにくくなっているところもあるなあ,と感じてます。
 「啓蒙」というキーワードにも,目をひかれました。「啓蒙」というと,最近は人気がないです。だから,若い方が「啓蒙(ということに惹かれている)」と書かれているのが,新鮮でした。啓蒙って「感動のわかち合い」なのかもしれません……私にとっては,人生のテーマのようなところがあります。

Re: 「感動」と「啓蒙」

こんにちは、そういちさま。コメントしていただきありがとうございます。
コメントいただいたこともさることながら、自分の書いた文章が人に読まれ、そうして共感を得られたということに大きな感動を覚えました。また、偶然の縁のようなものによってこうした機会が得られたことも感謝です。

僕は子どもの心をお手本としながら生きていくことに一つの人としてのあり方の見出しています。
素直な屈託のない、あらゆるものに感動ができるといったような心です。
これは、星の王子さまに通じるところがあるように自分では思っています。
「感動」するということは、世界が広がることであるように思います。

現代は個人主義の時代といわれ、思想や価値観が多様化しているので、「啓蒙」の人気がなくなってきているのかもしれませんね。
「啓蒙」はそういちさまのおっしゃられるような「感動の分かち合い」という他者との係わり合いの中で共有や共感、気づきなどによって世界を好転させていくことなのでしょうね。

本当にすばらしいコメントを頂きました。ありがとうございます。
今後もこうして言葉を交わす機会に恵まれれば幸いです。
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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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