自然界の完全さ

先週ゴルフの練習場で通路が冠水するくらいのものすごい夕立があって、打席でおさまるのを待ってたときに、その雨に驚いてか、下水道が水でいっぱいになったから逃げてきたからなのかはわからないけど、通路に一匹のネズミがおびえたまなざしを僕に向けて段差になっているところに身を潜めていた。

そのネズミは一般的に想像する胴体の大きなドブネズミではなく、尻尾が長いハムスターのような小さいかわいらしいネズミだった。

僕も場内に吹き込む雨と風に圧倒されていたからネズミほどではないにしても平静ではいられなかった。

そういえば、雷も近くに何度も落ちていた。そのたびにネズミは身を震わせているように見えた。

通路の陰に隠れていたネズミには通路に水があふれてきていたからもう逃げるところがなかった。

僕は間一髪のところで手を触れることなく救出してやることができた。

しばらくしたらネズミはどこかへ行ってしまっていたが、ひとつの命を一時的にもせよ救えたという気持ちになってうれしかった。

僕がこんな話をし始めたのはそのときに生き物が本当に純粋でまったく罪も悪意すらも持っていないということを実感したからだ。

あの麗しいネズミの願うような、恐れるような瞳を僕は忘れたくないと思う。

たしかにあのとき幸せに近い幸福感のようなものを得た。

人間が自然の災害にあったとき、ネズミにとっては大雨は大災害に違いない、あのような素直な感情とけなげな姿勢がとることができるだろうか。

僕は本当に感動した。そして自然界は完全だと思った。

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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