昨夜の夢 津波の影響 躊躇―自分だけを救うのか

昨夜は午後11時回ったときには布団の中に身を埋めていた。

それからそれほど時間をおかずに僕は眠りについていたようだ。

12時より前に眠りにつくことができたのは高校生のとき以来かもしれないと思ったほど、久しぶりの感じがあった。

事実はそうではないに違いないが、感じとして新鮮さがあったのだ。

そしてこんな夢を見た。

僕にはスノーボードが好きな友人がいる。

ここでは彼のことをKと呼ぶ。

Kは冬になると雪山に何度か繰り出す。

その内の数回は僕も誘ってくれたりして、都合が合えばもちろん連れて行ってもらうから、今までに何度か一緒に雪上を愉快に滑ったものだ。

そんな彼に誘われたらしく、彼とその仲間数人でゲレンデにやってきていた。

僕はあまりスノーボードをしないから、板をレンタルをするということになっていた。

実際は僕は初心者なりに板など最低限のものは持っているのだが、夢の中では板をもっていなかったようなのだ。

平生からやや抜けたところがある僕なので、そのときもレンタルしなければならない板をレンタルせずに中腹までリフトで上ってきてしまった。

いざ滑り降りようという段になって、僕は板のないことに気がつき、ちょうど隣で今にも滑ろうとしているKの友だちに「板がないんだけど、どうしたものかな?」と拍子抜け気味に聞いた。

「Kが今にとってきてくれるよ」と後方にいたKは僕の状態を察していたようで、猛然と斜面を滑り降り、板の先端を巧みに利用して、自転車のウィリーをやる原理で板を立て向きにして滑りながら、リフト乗り場を山上方面へ回りこみ、しばらく待っていると、通常の板とはやや形状の異なる―通常のものを半分にした形―のをもって来てくれた。

さぁ、始めようと足元へその板を持ってくると今度は足を収める部品がついていなかった。

今回は仕方がないから自分でリフトから遠くない事務所のような建物に部品をつけてもらいに歩いていった。

建物の中は灯かりがついていなくて、人影も見えなかった。

薄気味悪いのと、寒いのとで僕は大してその中を探しもせずにまたゲレンデに戻り、眼下に見える次のリフト地点の建物でその用を足そうと考えた。

滑り降りていくわけに行かなかったはずだが、どういうわけかその事務所前についていた。

夢であるから細かいところは記憶に残っていない。

ひょっとしたら歩いたのか、リフトを使ったのかその辺りだろうと思う。

今度は先ほどのより幾分小さめの小屋のような建物だった。

その入口のところには作業中とかなんとか、今は受け付けられないといったような文句が張り紙してあった。

だが、その扉は錠がかかっていなかったので中へ入ってひょっとしたら係りの人がやってくるかもとの期待しながら待つことにした。

そばにはそこで親しくなった同年代の男がいて、そのほか係員らしき二人の人物が部屋に居合わせていた。

ぼくはその同年代の男と窓を開け放って、そこからときどき顔を出して下方をみやりながら何気ない会話をしていた。

さっき小屋だと思っていた建物は足組みが50メートルほど下を流れる川近くから始まっている建物であった。

同年代の男は何気なく窓から大きめの石のようなものを川の流れの中へ落とした。

数秒の後にその石は水しぶきを上げて水中に消えた。

その流れの乱れが戻る前に二匹の大きな魚―到底川にはいるとは考えられないほどの大きさ―がその石を追うようにこの建物の足場の基から現れたように見えた。

それを予感したのか、部屋に居合わせた係員らしき一人の男が「おい、建物が滑り落ちるぞ!」と叫んだ。

みるみるうちに窓外の景色が斜めに傾いていくのがわかった。

僕は始め、冷静になれなくてわからなかったのだが、状況と今までの経緯を考えてみると、どうもあの二匹の大魚がこの建物の足場として使われていたらしい。

それをこの今親しくなったばかりの男が石でもって結果、その礎を崩してしまったも同然であった。

そのまま川下へたたきつけられるのかと思っていたところ、山上から大水が津波のごとくやってきて、この建物を足場ごと飲み込もうとものすごい勢いでせまってきた。

僕はとっさに衣服を脱ぎ捨て―服を着ていると水中で動きが取れないと思ったからだが、懸命に足下の床から離れないようにした。

窓外に流れをかわせそうな柔らかなネットが見えたので一心に身をそちらのほうへもっていって捕まり、上方へ上ろうと力を込めようとした途端にさっきまで同じ部屋にいた3人のことが心配になった。

<自分だけ助かっていいのか?

自分だけ助かろうとしているのは間違いじゃないのか?

いま知合っただけでなんの情もないとしても、それがなんだというのだ>

僕はそうして一瞬の躊躇をした。

そして・・・それからの記憶はない。

実際に経験しなかった津波が僕の深層心理の中にまで大きな影響を与えていることがまず大きな驚きであった。

また、死ぬときはこんなものなのか知らんとも呑気に考えた。

単なる夢であるが、なんとなく考えるものがあった夢であった。

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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