世界遺産仁和寺『御室桜』とミツバツツジ 

兼好法師『徒然草』中の一話、「仁和寺にある法師」で著名な世界遺産『仁和寺』。

その境内を奥へと進んでいくと桜100選にも選出されている桜の名所『御室桜(おむろざくら)』という背丈の低く、遅咲きの桜で埋め尽くされた一帯がある。

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その桜で満たされた林の中は回遊できるようになっていて、多くの人が桜の目前に迫る外にはない美観を楽しんでいた。

桃色の門をくぐると視界の左方から大きなレフ版があるかのような明るさがぱっと広がった。

満開の御室桜はまばゆい日光を周囲に反射し、辺りは朗らかな陽気に包まれていた。

板敷きの通路を折れたところが撮影スポットになっていて、数多のこじんまりとした桜越しに五重塔をフレーム内に納めることができる。

僕は本当に幸運だったと思う。

桜の季節の京都はとにかく混雑するので、早期に宿の予約と旅の計画をしておかなければ満足に旅を楽しむことができない。

だから1ヵ月前から桜の開花予想を調べ、自分なりに想定し日にちを決めなければならない。

しかも今年は東京で記録的な桜の早咲きが報じられていたので、やや難しさがあった。

運任せではあったが、仁和寺中門前には「御室桜 満開」の立て札があったのだ。

一週間ずれてしまっただけでも桜は見ごろをすぎてしまうことがあるのだから、幸運というよりほかないだろう。

桜と合わせて境内には三つ葉ツツジが多くその弱々しい低木の燃えるように薄紅紫色に揺らめかせる姿は参拝者を楽しませていた。

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長い柄杓でお地蔵様に水を掛けて祈願するというところもあり、国宝の金堂ありと見所満載であった。

最後に背丈の低い御室桜にちなんだ「わたしゃお多福、御室の桜、ハナが低ても人が好く」という言葉も知られている。

これは背丈の低くて美しい桜を愛嬌があって人に好かれるおたふくの鼻が低いことにかけておもしろく言ったとか。

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Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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