『伏見稲荷神社』 不気味と神妙

今春の旅は桜の名所を訪ねた。

メインは『仁和寺 御室桜』である。

出発の日、千本鳥居で知られる『伏見稲荷大社』から京都旅を始めた。

まばゆいばかりに朱が映える楼門が堂々聳え、くぐるとすぐに立派な舞台を思わせる外拝殿、その奥に隠れるように内拝殿がある。

そして『稲荷造』と呼ばれる独特の屋根の本殿が内拝殿裏に隣接している。

後方には稲荷山を控え、緑と朱の配置、これら豪華絢爛といってもよい異なる社殿が一直線に並んでいるのは圧巻であった。

main_img4.jpg(HPより)

『伏見稲荷大社』は全国にある稲荷神社の総本宮でその稲荷信仰の規模の大きさをそのまま具現している。

お稲荷さんといえば、「商売繁盛、五穀豊穣」の神様であり、われわれの生活には欠かせない町の重要な地でもある。

狛犬のかわりに狐が置かれており、なんとなく和やかである。

本殿の脇を進んでいくと、稲荷山へと参道が続いていき、『千本鳥居』が現れる。

042_s.jpg

パンフレットや写真で見る限りではどこか幻想的で、温かみを感じるのだが、実際にいってみると、不気味という気持を禁じえなかった。

冷静に考えてみれば、鳥居が間を置かず並べ立てられる光景は異様である。

しかしながらそうしてつくられるトンネル道を進むと隙間から差し込む赤みを帯びた柔らかな光が心地よく感じられ気分が高揚した。

稲荷山全体に1万を超える大小さまざまの鳥居が立てられ、あるいは納められているのは不思議であり、また非日常だ。

とても旅程を考えると参道を行きつくすのは難しかったので目的であった『千本鳥居』をすこし過ぎて戻った。

途中に『おもかる石』という夢が叶うかを占う石があったりしておもしろかった。

ちなみに僕は軽いと決め込んで持ち上げにいったらまったく持ち上がらず、占いによると夢は叶う手ごたえもなくついえそうである。

参道を戻って、ヨン様が食事を取ったという、秀吉から屋号を頂いたと伝えられる老舗『袮ざめ家』で名物のいなり寿司とうなぎの蒲焼を食べた。

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いなり寿司には麻の実が混ぜられていて、柔らかく優しい甘さのたれで味付けされた油揚げに包まれてある逸品でとてもおいしくいただけた。

うなぎの蒲焼のたれも同様に甘めのダシの風味豊かな味わいで京風とでもいおうか、独特の上品さのあるものだった。

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Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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