友との休日 (名古屋の最高峰東谷山 尾張戸神社)


Kは散策に行こうと僕を誘った。

友の誘いは僕をひどく喜ばせる。

気楽に声を掛け合える友人を持ったことは僕の人生における大いなる財産である。

すこしリフレッシュをしたいとき、なんとなく気分をまぎらわしたいとき、友と語り合ったり、出かけたりすることですぐに心のモヤモヤも解消されてしまう。

僕が速度違反を犯した赤のストリームを葬った奇蹟の単独事故から無傷で生還した彼は資金的条件によって商業車によく使われる軽バンで我が家に乗りつけた。

パッと見、業者にしか見えなかった。

紅茶を入れ、しばらくおしゃべりを楽しみ、母に2人分の昼食をつくってもらった。

僕は母のつくる料理が好きなのだ。

その料理を親しい友人を自宅に招いて一緒に食べる。

こんな幸せなことはないなぁとしみじみと思った。

カフェなどで一緒に食事をするのももちろんよいが、それでも母の料理がおいしいし、好きなのだ。

Kも喜んで食べた。なんだか誇らしい気持を感じた。

東谷山フルーツパークで散策しようと決まり、軽バンに乗り込んだ。

灰色の雲が立ち込め、今にも雨が降りだしそうだったが、Kは天気予報は雨だったから大丈夫だろうと気楽であった。

途中、『尾張戸神社』という名古屋の最高峰『東谷山』山頂にある神社を参拝しようと僕が提案した。

参道とは思えぬほど険しい傾斜と石段を登るとやがて見えてくる、こじんまりとした神社であった。

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それでも神殿は厳かさをまとい、静かに祀られていた。

東西に展望台が設けられ、東には猿投山と三国山という小学校時代に習った記憶のある愛知を代表する山が見え、西には水と野によって形成される平野には似つかわしくない名古屋駅近辺の高層ビル群が左手に見え、前方にはこじんまりとした山、小牧山がはっきりと確認でき、その山上にはこれも一度いってみたい『小牧城(歴史館)』がその形を空に表わしていた。

右手には高蔵寺ニュータウン、高齢化が進み、問題視されている地区が見えた。

参道の途中には円形の古墳があり、独特の畏れを感じながら時空を超えた遺産に触れる機会を得た。

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Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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