修学旅行のリベンジ 『清水寺』


僕には『清水寺』についてのある思い出がある。

それは小学校の修学旅行で『京都・奈良』へ行ったときのことだ。

1日目は奈良で『東大寺』や『東福寺』、『法隆寺』を参拝し、2日目が京都市内観光であった。

『二条城』を学年全体で拝観した後、各班それぞれにあらかじめ立てた計画に沿っての自由行動であった。

僕たちは『金閣寺』と『清水寺』を拝観することにしていた。

小学生だったので金ピカに輝く『金閣寺』がとても興味を引き、それと定番中の定番の『清水寺』を選んだのであった。

僕だけではなく班員全員がそういった気持を抱いていたに違いない。

池上に浮ぶかに見えるせり出した豪華絢爛な『鹿苑寺』の舎利殿に歴史的建造物の価値の何たるかを初めて発見した思いがしたことを覚えている。

それから昼食を済ませ、『清水寺』に向かい、計画通りに進んだかに見えたが、『清水寺』を拝観する時間がほとんど残っていなかった。

清水の舞台も、音羽の瀧の清水杓に酌むことすら叶わなかったのは、少年時代の僕にとってそれは大きな落胆であった。

そしてこの旅でその清水の舞台に立つリベンジを10年越しに果すこととなったのだ。

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京都を車で観光するのならば、不便さと混雑は覚悟しなければならない。

特に京都市内でも屈指の名所である『清水寺』周辺は道も狭く、観光客に溢れており土地勘と交通量に慣れていないと混乱と苛立ちが生ずるの必至だ。

たしかに移動の自由度はあるのだが、寺めぐりをしたりする場合、駐車料金が馬鹿にならない。

苦労して、清水寺への参道のふもとにある大型バスも停められる1日貸し駐車場へたどり着いた。

参道となっている清水寺までの坂道の両側には多くのみやげ物店が軒を連ね、観光客でたえずにぎわっている。

風流よりも縁日風情が味わえ、古くより参詣道として使われていて、幾分か当時の面影を残している。

赤く壮麗な『仁王門』をくぐり、境内へと歩を進めていく。

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ほかの社寺と違ってやや厳粛さに欠けるなぁと思いながら、本堂へと向かう、案外距離があるのだがそんなこと気にならない。

本堂に足を踏み入れれば、その雰囲気は一変、ヒノキを敷き詰めた床が『桧舞台』であり、ときどき流れる風が心地よく、陰った本堂は森として厳かであった。

大きな東日本大震災を追悼する札?のようなものもあり、さすが日本を代表する一等の社寺だと感動したものだ。

粛々と礼拝をし、崖上に組み上げられた日光注ぐ、桧舞台に立つと京都の町が一望できた。

回り込むように作られている境内をいけば、反対の山の斜面からその『桧舞台』の全貌を知ることができ、清水の舞台からはとてもじゃないが飛び降りられないと、『清水の舞台から飛び降りる気持』という表現の実感を持つことができた。


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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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