成功法則 『ゲーテとの対話』

『これこそ、まさに自然のもつ偉大さなのさ。

自然はこんなにも単純だし、どんなに大きな現象であっても、いつも小っぽけなものの中に再現されるのだからね』


『「しかし、ニュートン学派の人たちは、この単純きわまる現象をどう説明しているのでしょうか」

「君がそんなことを知る必要など毛頭ないさ、あまりに馬鹿げているよ。

そんな馬鹿げたことにいつまでもかかわりあっていると、せっかくのいい頭もどんなに毒されるかということがみんなにはまるで分かっていないのだ。

ニュートン学派のことなど、少しも気にするには及ばない。

純粋な学説に満足していればいいのさ。

そうすれば、君も成功するに違いない」』


『私は数学は適切な場合に利用されるかぎりにおいては、もっとも高級な、もっとも有益な学問として、尊敬している。

しかし、およそ当該領域でもないことで、この高尚な学問を、たちまち無意味さが露呈してしまうようなことにまで誤用しようとするのは、感心できないよ。

おまけに数学的に証明されなければ、一切のものも存在しないみたいな調子だからな。

娘が愛を数学的に証明できないからといって、その娘の愛を信じようとしない人がいたら、それは大へんな愚か者だよ!

持参金なら、数学的に証明できるかもしれないが、愛情はできやしないよ』


『色彩論の諸現象を理解するには、純粋な直感と健全な頭脳のほかには、なにも要らない。

しかし、この二つをそなえた人は、世間で想像している以上に、滅多にいるものでないことは、もちろんだ』     『ゲーテとの対話』より


『自然の摂理』という言葉があるように、自然には一定の法則が知らずとも存在しており、万象はその法則にしたがっている。

であるから、それらを的確に区分・分類することが真理の解明への近道であろう。

カブトムシを研究しなくとも、同じ昆虫であることがわかっておれば、すぐに見つかるアリを研究してみれば、そこにカブトムシの構造などが再現されていることを発見できるであろう。

これはもはや全くの真理である。

『細分化し、分類し、着実にひとつひとつを処理していくことが、いわゆる成功の秘訣である』


僕たちには怖いもの見たさや自暴自棄を好むといったような性癖をもっている。

世の中には知らなくてもいいもの、やらなくてもいいことがたくさんあることを理解しなければならない。

それらは一時的な欲求に属するものが多く、案外たやすく回避することができる性質のものである。

そうした欲求に従うのではなく、最善の道を歩むことに関心をよせ、集中するべきだ。

失敗する人が陥りやすいのは、成功するための情報、方法ではなく、失敗するための情報や方法に関心が向いてしまうことだ。

そして失敗談や失敗した人に興味を持ち、その話などを盛んにする。

しかし、成功したいのであれば、失敗した人や、誤った道のりを歩んでいる人びとにかかわっていてはいけない。

つねに、成功者の言葉に耳を傾け、自らの歩んでいる道と、その先の道のりを考えることに集中しなければいけない。


高校時代、僕は数学を学問のうちで第一級のものだと思っていた。

だから数学に力を注ぎ、ほとんどの学習の時間を数学に費やした。

しかし、哲学や文学の存在をはじめて痛感して以来、数学は道具としては一級品であるが、人生の行路を示す羅針盤の役割までは果すことができないことを悟り、それらに力と時間を費やすことにしている。

現代では経済や政治などを数式にあてはめ、景気などを予測する評論家などがテレビで好き勝手に自論を展開しているが、そうした人びとの行動を数字として捉えるのを僕は好まない。

そして、これがもっとも重要かつ誤りがちである事柄であると思うが、それは

『数学に適応できるものは、心という神秘には作用を与えない。

愛や友情、やさしさなどは数字化できない。

その数字化されないものこそ僕たちにとって大切なものである』


『純粋な直感』と『健全な頭脳』。

なんと率直な的確な表現であろう。

あらゆるものを五感、あるいは六感で率直に、純粋に感知し、にごりなき、清明な頭脳でそれらを認識する。

これこそ生活ではないだろうか。

そこには自然、正しき欲求のみが生れてくるであろう。

そして、それに純粋に従うことで、また純粋な認識をえる・・・という繰り返しである。

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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