「楽しさは知識から生まれる」 東北を旅して

金沢を出発し、どこへ向かうともなく、北上を続けた。

この旅の最も主要な目的は青森県、太宰治の故郷である津軽地方にある『斜陽館』を訪れることであった。

本州北端にある地であるから、それまでの道のりを考えると、途中、北陸など各地に足を延ばしながら到達するのが望ましいと考えた。

そういうわけで、金沢を観光していたわけだが、それからの旅路はまったくの未定であった、いや金沢よりも北部にある土地に関する知識が乏しく、道筋の見当さえつけることができなかった。

なにといって、電車のダイヤは間隔が広く、接続は内陸部へむかう一本の路線のみという具合で、遍歴の旅をするには不便といわざるを得ない。

待ち時間が30分などがざらにあり、凍える寒さの中待たなければならなくて、体力も奪われてしまう。

電車はひたすら海岸沿いを走った。

新潟の繁華街は客引きが多く、雑多で陰気な感じがした。

山形駅は主要な駅であるにもかかわらず、周辺にはデパートやビル、オフィスもなく、さびれた商店街が弓なりに奥へ見えなくなるようにあるばかりであった。

ずんだまめや玉こんにゃくが名産で、構内の売店でそれらを買って食べ、少しだけ山形を感じることができた。

秋田では、きりたんぽ、米どころ秋田の日本酒を楽しんだ。

結局、知識がないことには、世界は楽しむことができないと知った。

純粋な感動は知識とは無関係に得られるところのものであるが、人間的な感動―共感などは知識によって得られる。

東北など都市から離れたところにもっと関心を持ち、見聞を広めたいと思った。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

無料メールマガジン
メルマガ購読・解除
 
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

twitter
月別アーカイブ
最新トラックバック
最新記事
最新コメント
リンク
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる