和歌に詠まれる名所『布引の滝』 神戸

このクリスマスの旅もとうとう最終目的地『布引の滝』を残すのみとなった。

そもそも僕がなぜこの『布引の滝』を訪れてみたいと思ったのかというと、以前、世界遺産『熊野古道』を訪れたときに『那智滝』、いわゆる名瀑を初めて見て、その迫力や峻厳さに感動しもっと日本にあるすごい滝を見たいと思い、その後、栃木・日光『華厳の滝』を見に行き、『那智滝』、『華厳の滝』、『布引の滝』が日本三大神滝であることを知り、『布引の滝』へ行き、この三つを制覇しよう!と思ったからだ。

滝というと、街から少し離れた山のふもとや山腹、ときには山頂近くにもあるので、行くのに骨が折れるものだ。

しかし、この布引の滝はアクセスが非常にいい。

なんと新幹線の駅(新神戸駅)から徒歩でいける距離にあるのだ。

ちなみに僕は『マウリッツハイス美術館展』を観覧したあと、三ノ宮駅へむかい、そこから地下鉄で一駅の新神戸駅(新幹線、新神戸駅のとなり)へ行き、『布引の滝』へと歩いた。

下調べをしてこなかったので、駅員に聞いたら親切に教えていただけた、なんでも新幹線の駅の脇を進んでいけば案内があるからすぐにわかるということだった。

遊歩道がしっかりとつくられていて『布引の滝』のメインである『雄滝』まで難なくたどり着くことができる。

その途中には有名歌人たちの句碑がところどころに立てられていて古くからの歌に詠まれるほどの名所であることがわかる。

IMG_1860.jpg

遊歩道を進んでいくと始めに『雌滝』、続いて『鼓滝』、最後に『夫婦滝』と『雄滝』が同じところに存在し、全部で400mほどであろうか、楽に歩いていける距離である。

多少上り坂や階段があるため足に負担はかかるが。

感銘を受けた句をここにあげておく。

この句碑には解説も付せられているので、それを参考に意味も添える。

『ぬきみだる 人こそあるらし 白たまの まなくもちるか そでの狭きに』 在原業平

滝の水玉が飛び散るのを緒で貫かれた白玉に見立て、その緒を抜いてばらばらにした人がいるらしい、袖が狭いからすぐに散ってしまうのか

『我世をば 今日か明日かと 待つ甲斐の 涙の滝と いづれ高けむ』 在原行平

自分の時代が来るのが今日か、明日かと甲斐もなく不幸な自分の流す涙の滝と布引の滝、どちらが高いだろうか・・・(きっと私の涙の方が高いだろう)

ほかにもたくさんの優れた和歌があり、『布引の滝』強く心に残った。

こういうふうに名所が形式を持っていることはいいことだと思う。

ただ見るだけではなく、一緒に文化や歴史を学ぶことも重要だ。

自然林の中にある滝なので、人体にもいい影響を及ぼしそうな、それほど手付かずの自然につつまれている感覚を覚えた。

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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