「平等」は同一から導きだされる幻想

『革命で「平等」が打ち立てられるだろうなどとはお言いでないよ、人間は決して平等になることはあるまいからね。それはありえないことだよ、どんなに国をひっくり返してみたところで、お偉方とささやかな庶民と、肥った者と痩せた者とがあることに変りはないだろう』     アナトール・フランス著『神々は渇く』より


もうすぐ衆議院選挙がある。

日本の政治はこの衆議院が実質的に中心となって運んでいくので、今後の国の動向はこの選挙によって影響されるのだ。

僕は政治・経済の専門家でも政治家でもなんでもないから、政治や国際情勢、経済についてなんらいうべきことも言う権利もない、ただ投票の際の一主権者だ。

今回の選挙では第三極とよばれる政党など今までに類を見ないほどの数の党が旗揚げされ、主権者である国民は混乱を免れない。

一体どの政党に投票したらいいのだろうか?

そうだ、今回の選挙は政党選挙というような、どの政党に政治の先頭に立ってほしいかを問う意味合いも強い。

僕たち国民の多くはこうした大きな選挙があると、普段あまり考えない政治を考える。

そして理想の社会―自分が描く理想であって、そこには利己的な要素を含む―を考え、その理想の実現をできそうな、考えの近い政党を選ぶことになる。

しかし、TPPにしても、脱原発の如何にしても、賛成、反対双方の思惑があり、利益を得るものと損益をこうむるものがいる。

だから、考えるべきことは、どちらが大きく利益を得ることができるかということではなくて―もちろん、こんなことを言っては資本主義に反するのだが、国民の安全や損益が最小におさまるようにすることだろう

原発はそれで利益を得るひとはたくさんいるのは誰だって理解できる。

国益や国力に大きく貢献していることもわかる。

だけれど、肝心な国民の生活、こどもたち、世界の未来を考えたときどうだろうか。

いま、世界といったが、最終的には世界、地球規模の発展を個々の国々が考えていかなければいけない時代が来るだろう。

世界が国単位で分割され、それぞれが経済活動をしている以上、まずは国益を考えなければいけないのはもっともであるが。

TPPについて思うのは、緩和することはいつでも慎重を期しなければならないことであるということだ。

始めるのはいつからでも遅くはない。けれど、一旦始めたが最後、それをやっぱりやめて元の通りにするということは断然難しかったり、不可能であったりする。

だからどちらとも結論が出せない場合は緩和しない方向に進んでおいたほうが無難でないかと思う。

そして最後に、「平等」はこれからもずっと理想の最上のものであり続け、決して実現されえないだろう。

「平等」とは同一から導き出される幻想
なのだ。

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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