ひとり旅のはじまり Mの存在

あの素敵なたびからもう3年以上の月日が経った。

それまでにさまざまな気持ちの上での変化があり、読書、そして旅へと僕の心は自然と誘われていった。

それは外向的な性格から内向的な性格への変化を意味していた。

人は挫折という壁にぶち当たったとき、それを乗り越えるか、そこでぼう然と立ち尽くすか、新たな道を探し出す。

僕はこうして新たな道を探していったんだと思う。

この旅がなければ今の僕の生きかたや人生についての考えはなかったにちがいない。

それほどまでにこの旅は僕にとって大きな意味を持った。

そのことを忘れないために、そして少しでも深く心に留めておくために文字に起してみる。

この旅には少なからず高校時代のMの影響がある。

彼は時刻表を繰って旅をした気分を味わうというおかしなやつだったが、青春18切符を使って、高校時代に姫路などに行ったことを僕に話してくれたものだ。

彼はバンザイクリフのことやそうした時刻表の見方、名古屋駅の出口の区別など当時の僕よりも広い視野を持っていた。

そんな彼に僕は少しあこがれに近いものを感じていた。

彼は無言ながら僕に世の中を深く見るということの一隅を垣間見せてくれたのだ。

それは明らかに運命の伏線であった。

僕にはその姫路までの鈍行列車のイメージが鮮明に脳裏に浮かんだのだ。

それを実行することは難しいことではなかった。

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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