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世襲について

衆議院議員総選挙が12月16日に行われる。

もちろん選挙は国の代表である国会議員を決めるものであるが、その都度多少話題になるのは世襲議員である。

議員に限らず、世の中には案外世襲が多く見られる。

例を挙げると、親が公務員、学校の先生や警察官だと子どもも学校の先生や警察官になっている場合がよくある。

現に、僕の知人で親が警察官で自分も警察官になった人や親が学校の先生で自分も学校の先生という人がいる。

それに大半が親もサラリーマンで子もサラリーマンといった具合ではないだろうか?

僕自身も両親が芸術家でも芸能人でもないから当然今までの人生の中にそれを志す要素はまったく含まれていなかった。

でもこれは当たり前のことだ。

子どもは人生について何も知らないわけだから、親の言うこと、親に与えられたことをこなしていかざるをえない。

親が大卒ならば大学へいけるような進路をとらせるに決まっているし、それ以外の進路を親が子に提供できるだろうか?

たぶんできない。

だから世襲されるのは当然といえば当然。

ではなぜいま世襲議員なんかで世襲というものが問題になっているのだろうか?

それは世襲と権利踏襲を一緒にしているからだ。

本来、世襲のあるべき姿はその世界の独特な技術や構造のために便宜的に行われるものだ。

たとえば、職人や農家、猟師などは一般人にとって土地や技術がなければまずできないが、家が農家を営んでいれば土地はあり、技術も教えてもらえるわけだから前段階を踏まなくて農家になることができる。

もちろんそのためには努力や修行をしなければならないから楽であるというわけではない。

大体、こういった世襲なる職業は難しいから世襲せざるをえないのだ。

一方、世襲議員のような世襲はこれは権利踏襲だ。

そういった権利踏襲は親の権利や人脈などを利用してある職に就く。

しかしこれはただ本人だけの問題ではない。

そこにはそれによって利益が生じる後援会や団体などがあるからであって、言ってみれば癒着があるのだ。

でも誰しも人間だし楽をしたい。だからこのような権利踏襲が行われることは当然のことだし、これに抵抗しよう、これを撲滅しようというのはあまり賢いやり方ではないように思う。

生まれというのは運命的なもので親からそういった権利や財産を受け取った場合は幸運だったんだといわざるをえない。

できるならば、そのことに感謝し、その上社会に還元することができるのならばすばらしいことだがあまり期待できないことだ。

そうしたことから世襲というのは今のイメージだとあまりきれいなイメージではないように思うが、実際は当人にとっては職業の選択の自由がないという厳しい現実でもあるのかもしれない。

またこの世襲の考え方の変化によって農家の後継ぎ不足などの問題も起こってくるのだろう。

こういった問題を解消するのはやはり義務教育と呼ばれる中学時代までの職業体験のようなものだろうが、まだまだおままごと程度のものに過ぎないし、進学や高学歴が尊重されている現実がある。

農家や芸術家に興味を持つ機会がそもそも与えられていないのだ。

学校の先生、親などがもっと自分の職業以外にも関心と知識を持ち、子どもたちに広い視野を持たせるようにしていかなければならない。

もっと自由で、可能性のある人生、社会がこれからどんどん作られていくことを願っている。

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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