顔はその人を象徴する

『肉欲というものは、転々として一定の相手に結びつかない、一所不在だ、だからこそ肉欲は動物的だといわれるんです。

だが、肉欲がひとつの顔を持った、ひとりの人間に向けられたら、それは愛ということになる。

私がほしがっているのは彼女の胴体、彼女の生き人形のような肉だけではないのです。

彼女の顔が少しでもいまと違っていたら、私はおそらく少しも彼女のからだをほしいとは思わなくなるでしょう。

このことからもわかるように、私は彼女の魂を愛しているんです、魂をも含めて彼女を愛しているんです。

顔を愛するのは魂を愛することですからね・・・』     『魔の山』より


特に最後の1文に注目したいのだが、『顔を愛するのは魂を愛すること』、つまり顔というのは魂の表出だというわけだ。

僕はこれをごもっとも、真理とすら思う。

僕はその人となりをその顔から大方判断する。

目は口ほどにものを言うではないが、顔全体というのは、その人の行動や、言葉以上にその人を表現しているように思う。

僕の自論だが、天才や偉人の顔というのは凛々しく、雄々しく、優雅で、厳しい、ユーモアを含む、そんな顔をしていると思う。

野球のイチロー、指揮者カラヤン、アップル社のジョブズ、ウォルト・ディズニーなど、上げればキリがないが、見るものを引き込む魅力的で、かっこいい顔をしている。

そして、結局僕たちが愛するのはその彼女の顔なのだ。

その顔から発せられる声、その顔が作り出す笑顔、表情、それに伴うふるまい。

顔はその人の象徴であるのだから、顔からできるだけ当を得た判断をしっかりとできるようにしたい。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

無料メールマガジン
メルマガ購読・解除
 
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

twitter
月別アーカイブ
最新トラックバック
最新記事
最新コメント
リンク
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる