旅の想起を楽しむ

旅の道程を思い出し、そこで受けた印象や、感じた雰囲気、見た景色などを再び脳内によみがえらせることはとても気持ちがいい。

旅の最中では、なかなかその場でゆったりとできなかったりするし、どうしても直接的な感覚、特に視覚に印象が支配され、外的要素による感情や純粋な感覚を捉えることはむずかしいからこそ、その体験は味わい深い。

この前の小旅行ではじめに訪れたのは『芬陀院』。

別名『雪舟寺』と呼ばれ、画聖『雪舟』により作られたとされるお庭がある。

ここは庭の造形美あるいは構成や部屋の設えなどを見て楽しむのではなく、もっと心をその澄んだ全体をつつむ空気に任せ、溶け込ませる。

ここでの時間は最良の癒しであると思う。

もちろん、『雪舟』作の南庭の亀島と鶴島を配した、大胆でしかも虚飾なき庭園で見るものを見るという行為から徐々に存在だけにさせしめる。

奥に行くと、狭いながらもごたごたせず均整のとれた隣接する茶室とマッチした東庭。

『図南亭』という丸窓の採光とそこから切り取れる竹林と遠近を強調する松と地続きの苔による陰影も格別だ。

茶室は1つの世界観で茶の精神とは何かと言われたら、それは『茶室だ』とでもいうのではなかろうか。

ここでは時間は流れない。

『小野小町』ゆかりの『退耕庵』の門で切り取られる庭の紅葉もすばらしかった。

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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