人類の栄誉と福祉のため

『調和と健康がいかがわしい悪魔的なものとみなされる一方では、病気が天国への入場券のように見なされるという人類の魂を覆っていたそういう暗い影は理性と啓蒙によって追い払われた。

むろん、まだ完全にとはいえません、今日もまだこの暗影との闘いは続けられています。

そしてこの闘いこそ「仕事」というものなのです。

現世における仕事、この世界のため、人類の栄誉と福祉のための仕事が、つまりそれなのです。

そして理性と啓蒙というこのふたつの力は、この日々の闘争によって鍛錬されていき、未来において人類を完全に解放し、人類を進歩と文明の道へ、ますます明るい温和で清らかな光明に向かって促進せしめてやまないことでありましょう。』

  トーマス・マン著『魔の山』の一節(一部改)

自分なりに現在の「仕事」と社会の関係に応用してみる。

真面目、丁寧、こだわり、個性は忌み嫌われる一方で、姑息、効率のよさ、画一さ、没個性が好まれ、支持され、益をうむ。

むろん、そういう暗い影は理性と啓蒙によって少しずつではあるが打ち払われている。

そして、これからもその暗い影と闘い続けなければならない。

その闘いが「仕事」なのだ。

つまり、真面目、丁寧、こだわり、個性の表れた仕事や、サービス、商品、人間そういったものを評価し、良しとし善とし、社会の原動力とするための働きをひとりひとりがしなければならない。

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真面目、丁寧、こだわり、個性はすでに多く存在している。

それを育て、守り、その反要素をも摘んでいくことが必要だ。

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hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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