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「カラマーゾフの兄弟」の新潮文庫に”東大新入生に読んでほしい本第一位!”という帯がつけられていた。
だから購入したわけではないけれど、もちろん「カラマーゾフの兄弟」は世界屈指の書物であることは誰しもが認めるところではある。
しかし日本の最高学府が推薦するにはなにかすっきりしないところがある。
100㌻前後までは長老がでてきて、その説法のような話が大半を占めて私たち日本人にとってはありがたくもなんともない話なんじゃないかと思えなくもないが、思い当たる節もあってこの時点で人生の教訓が盛りだくさんで今後の内容にも大いに期待が持てる。
空想的な愛は飛躍的で発展的で、その上報酬の即効性を期待し、それゆえ瞬間的である。一方で、実行的な愛は地道で地味で目に見える報酬は期待できない、だから期待もしないのだけどそのぶん継続的である。それに伴って忍耐が必要不可欠の要素となってくる。