解かりつつある『がん』 その原因と対処法


昨日偶然テレビをつけるとNHKでがんの特集をやっていた。『病の起源』という番組である。

日本人の死亡原因一位の『がん』

その『がん』は人類が進化によって得られた繁栄の代償として抱え込んだ病気だということが近年の研究でわかってきたようだ。

人類がまだ猿人と呼ばれた頃、自然は人間に対して『がん』に打ち克つための仕組みと環境を与えていたのだ。

しかし、人類が進化するにつれてそのリスクは高まっていった。

まず第一に脳の発達が『がん』のリスクを向上させたという。

人間が人間たるもっとも顕著な要素である他の動物とは比較にならぬほどの脳が『がん』を生むリスクを高めてしまったのだ。

この脳の発達に大きな影響を及ぼしたといわれるFASという酵素は、言い換えれば細胞の分裂・肥大化を促進する働きをするということなのだ。

調べてみると、がん細胞にだけこのFASが観察されるのだそうだ。

現在、このFASの阻害薬が開発され、臨床段階にあり、その治療に大きな期待がもたれている。

副作用もないことが画期的であるとのことだ。

第二に、『出アフリカ』つまり、人類が居住場所を赤道直下のアフリカからヨーロッパ、アジア、アメリカへと居住範囲を広げたことによって、『がん』のリスクが高まったのだ。

がん患者の分布をアメリカで調査したところ、紫外線を浴びる量が少ない地域でがん患者が多いことがわかり、紫外線の多少ががんの発生と深い関係がわかった。

紫外線を浴びることは、体内にビタミンDが生成されると同義で、このビタミンDが体内にあると『がん』が抑制されるという実験結果が得られたのだ。

この実験ではビタミンDのカプセルを服用することでビタミンDを生成することに見立てていたので、体内にビタミンDを取り込むことは予防として大いに期待できるのだそうだ。

第三に、電気の発明によって『がん』のリスクが高まった。

どういうことかといえば、夜間に活動するようになったことが『がん』のリスクを高めたというのだ。

電気が発明され、初めて人類は夜間に活動するようになった。

昼間勤務者と夜間勤務者を比較すると夜間勤務者の方が『がん』のリスクが高まる。

それは、忘れてしまったが夜間にある物質が分泌され、それが『がん』を抑制する効果のある物質だそうで、夜間勤務をするとその物質が体内に少なくなってしまうので、『がん』になりやすいということなのだ。

夜間勤務をしている人は現在男性5人に1人であり、夜間勤務を避けることは難しいのは事実だ。

これをどうしていくのか、今後の課題である。


人類の歴史は『病気の歴史』といわれたりするが、人間が自然から離れ、自然に反抗し続けるかぎり、その代償として病気を背負わされるのだ。

しかし、いずれ自然を超える人智によって、あらゆる病気を克服できるようになるかもしれない。

いや、そうでなければ、自然に反抗する必要も意味もないのだ。

こうして、進化の道を進んできた以上、行き着く目的地はそこにあり、それを達成しなければ、人類は自然界における最大の出来損ないといわなければならない・・・。
プロフィール

hajime

Author:hajime
ぜひ、高校生や大学生などの青年諸君に注意深く読んでもらいたい。むやみに多読する必要はなく、知識や思想の力があれば悩みに打ち勝つこともできるのだ。僕自身が高校時代から現在に至るまで苦悩と苦悶を繰り返しながら、懸命に人生について、「善く生きる」とはどういうことか、ということを真面目に考え、行ってきた事実をここに記している。その内容はきっと青年に役立つであろうと思わないではいられない。

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